お願いギターをもう少し弾いて
令和元年5月27日、18時50分ごろ
僕はマッチングアプリで知り合った女の子を迎えにいくために、とある駅まで車を走らせていました。
その女の子とは音楽の話で盛り上がって 趣味が合うから実際に会って話がしたいね〜ということから会うことなったのでした。
そして同時刻、信号待ちのタイミングでふとなんとなく携帯をみて、なんとなくTwitterをみてみると、不穏な投稿をみたのでした。
それが今回 ブログを書くこととなったきっかけになりました。
きのこ帝国、活動休止を発表
きのこ帝国を聴きだしたのは5年くらい前。
聴き出した当時の少し前に好きだった人が聴いてて、気になってYouTubeで聴いてみたところから始まりました。
あまりにも真っ直ぐなシューゲイザーでいて、綺麗な歌声に叙情的な詩に感動を覚えました。
TSUTAYAでフェイクワールドワンダーランドをレンタルして、また当時新たに気になっていた人(この頃は恋が多かった)に会うために走らせていた車中で聴いてました。シューゲイザーという印象が強かったので、意外にも ん〜あんまりだな〜という第一印象。
でも聴けば聴くほどに好きになってて、eurekaをレンタルして、冒頭の"夜鷹"のシューゲイズっぷりに圧倒され いつのまにか虜になってたのでした。
最初にライブに行ったのが…
と語りたいところなのですが、記憶のうちどれが最初か分からない……
本当にライブには十何回くらい行きました。
猫とアレルギーのリリースツアーでは変則日程ということもあったのだけれど、3公演に行きました。
何回行っても飽きなくて 毎度毎度 轟音に感動して 圧倒されて 好き度がどんどん増してくばかり。音楽だけじゃなくて4人のゆったりとした空気感も好きでした。
その後 怒涛?のデジタルリリースがあってから愛のゆくえをリリースして 映画主題歌のタイアップが決まったりして きのこ時代がきたぁー!なんて思ったり…笑
昨年リリースのタイム・ラプスはもうどの曲も最高に良くて リリースツアーを期待しまくってたのですが、結局それはありませんでした。
平成30年9月20日 10周年記念ツアーファイナル
これが僕が見た最後のライブとなりました。
初期のシューゲイザーとは打って変わって
最近ではポップなギターロック路線となってたきのこ帝国だったけど、どちらも好きで、というのもポップと言いながらも ところどころで昔のような轟音が顔を見せてくるところがあったりしていて、結局のところ どんな曲であろうとも、きのこ帝国らしさは失われてなくて、最初から最後まで"きのこ帝国"で駆け抜けていっていたところが大きいと思います。
それを思うと、今回 新たなメンバーを入れるわけでもなく、4人のまま一旦 活動を終えるというのも本当にきのこ帝国らしい判断でものすごく悲しい思いを感じながらもほんの少し安心感を覚えたのでした。
今後長い間 きのこ帝国を生で聴く事はないのだろうけど十何回も生身の全身で感じた音を忘れないで生きていたい、身体の中で音楽は鳴っていると思う。
10年間のうち5年くらいだけどきのこ帝国が好きでいられて、大袈裟かもしれないけど、その間のたくさんの恋や青春のなかで、きのこ帝国を聴くことができて今の自分があるということ(バンド始めたきっかけがきのこ帝国のライブだからあまり大袈裟でもないかも)を誇りに思います。
そして日々あなたの帰りを待って、ただそれだけでいいと思えるような日々を過ごせたら、と思います。
さよなら、ありがとう